先生からのメッセージ

74期生へ 3学年主任からメッセージ

3学年・74期生のみなさんへ!

 

 当たり前だった日常が失われてしまった。学校や部活がなく、友達にも会えず、多くの人が今の状態に苦痛を感じていることでしょう。3月2日からの臨時休校を受け、5月6日までさらに休校延長というこの緊急事態を誰が想像ついたでしょうか。

 皆さんは、最上級生である3年生として進級し、義務教育を終える最終年、進路を決める大事な1年間になると多くの人が気持ちを新たにスタートしたと思います。そんな中、現状をみるとまだまだ休校は明けず、先が見えない状況下ではあります。

大事なことは、ただ悲観しているだけではなく学校が再開したら、授業を頑張りたいとか、部活動では最後の学総大会で優勝したいとか、コンクールでは金賞を獲りたいとか、〇〇高校に受かりたいなど、先々の自分の姿、未来の自分の姿をイメージしておくことだと思っています。自分が立てた目標やなりたい自分をしっかり持っておくことで、その日その日、一日一日の過ごし方が決まってくると思います。大変な状況下ではありますが、前向きにもがき苦しむような経験は、必ず自分の生きる力になっていくでしょう。

しっかり食事を摂っていますか。活動量が少ないから少しの食事でいいということではないようです。特に、たんぱく質を多く含む肉、魚、卵、乳製品、大豆などをしっかり摂ることで、筋力の低下や免疫機能が低下して抵抗力が弱まったりするのを予防できるようです。

生活リズムを乱さず生活していますか。まずは朝の起床時間をいい加減にしないこと。何となく1日を過ごすのではなく、1日の時間割やスケジュールをつくって学習、運動、読書、休憩、趣味などメリハリをつけて生活をするといいと思います。

最後になりますが学校が再開され、日常が戻り、皆さんに会えるのを先生たちはとても楽しみにしています。そのためにも、「自分が今できることに最善を尽くす」そんな気持ちを大事にして、お互いに過ごしていきましょう。                              

3学年主任 江原 聡

75期生へ 2学年主任からメッセージ

北中学校75期生の皆さんへ

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために学校が休校になってから約2ヶ月が経ちました。3月の終わりにあった1年生最後の学年集会において、学校は生徒の皆さんが主役で、生徒の皆さんのいない学校は本当に寂しいものだという話をしました。4月8日に1時間程度でしたが、皆さんの元気な姿が見られて本当にうれしく思ったとともに、生徒のいる学校が本来の姿であるということを再確認しました。そして、1日も早く学校が再開されることをみんなが待ち望んでいるのだということを実感しました。

 今みなさんは学校が再開される日のために、自宅で勉強や部活動のトレーニングなどできることを頑張っていることと思います。普通に学校に通っていた時に比べるとつまらない毎日と感じる人が多いと思いますが、今は色々と我慢することが自分のため、家族のため、周囲の人たちのためになるということを理解して生活していくれていることでしょう。このような事態になり、今まで当たり前だった生活がどれほど貴重なものだったのかということを感じている人も多いと思います。この経験が、今後学校が再開されたときに、授業を受けること、部活動が出来ること、そして友達が周りにいることの大切さをより深く理解させてくれ、『心有人』としてさらに大きく成長させてくれるでしょう。

 学校が再開され、元気な皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。くれぐれも体調に気をつけ、今自分に出来ることを最大限頑張ってください。

2学年主任 佐野秀行

76期生へ 1学年主任からメッセージ

北中学校76期生の皆さんへ

 

 皆さん元気に過ごしていますか。4月8日に会った以来、休校が続いてしまっているので、皆さんと会えず先生達はとても残念な気持ちでいます。しかしこの社会状況の中で、何よりも大切なのは、一人一人の「命」です。それぞれの尊い命をしっかりと守り、お互いに思いやりの気持ちを持って、支え合えるよう頑張る時です。

 安心して下さい、君達76期生は間違いなく北中生です。1学年の目標は「土台づくり」です。「思いやり、素直な心、粘り強さ」この心をしっかりと持って取り組んでほしいのです。土台づくりとは、様々な面で考えられますが、3つ柱を立てました。1つ目は、人間関係の土台づくりです。多くの仲間を作る、思いやりの心で生活をする、お互いを理解し合うことで、よりよい人間関係を作っていってほしいと願っています。2つ目は、生活習慣の土台づくりです。基本的な生活習慣を身につけるとともに、中学校生活に慣れていってほしいのです。3つ目は、学習の土台づくりです。進んで学習する態度を身につけ、幅広い知識や豊かな考え方ができる人になってほしいと思っています。

 今先の見えない状況が続いていますが、この時間の意味をしっかりと理解し、それぞれが3つの柱の土台づくりを基に準備、行動をしよう。人間関係づくりでは、お家の方への思いやり、何かお手伝いをしよう。生活習慣の土台づくりでは、早寝早起きを心がけ、学校へ登校している時と同じような生活パターンで過ごそう。学習の土台づくりでは、課題はもちろんのこと、中学校の教科書を読んだり、小学校で習った苦手な分野の復習にも取り組めるといいですね。その為にも「今日のめあてとやるべきこと」を明確にしていこう。この時間をしっかりと過ごせた人は、学校が再開した時スムーズにスタートが切れるはずです。1日も早く皆さんと会えることを楽しみに、先生達も準備をしておきます。お互い頑張りましょう!

1学年主任 柿﨑恵美

生徒の皆さんへ 学校長からメッセージ

 4月8日の登校日に、私から生徒の皆さんに新型コロナウイルスへの対応についてお話しさせていただきましたが、改めて新型コロナウイルスへの対応について生徒の皆さんにメッセージを伝えさせていただきます。 16日に本県を含む13都道府県に国から「特定警戒都道府県」に指定され、感染が今なお拡大している地域であるという見解が示されました。今回の新型コロナウイルスとの戦いは今後も続き、更なる警戒が必要となります。

 私達は、今、大変な歴史的出来事の渦中にいるという自覚を持ち、ウイルスから自分をしっかりと守ることが君たちの周りにいる大切な人たちを守ることにもつながると胸に刻み生活していきましょう。

 連日の報道の様子を目にしていることに加え、川口市でも4月15日現在で57名の感染者が出ています。君たちも自身の身近な問題として捉えていると思いますが、「自分は感染しない」などという根拠のない油断があってはなりません。人混みを避けることや外出の制限など不自由なこともたくさんありますが、ここは我慢の時です。

 また、いわゆる「コロナ疲れ」と表現される様々な自粛に対して、飽きてしまったり、気が緩んでしまうなど、「粘り負け」をしないこともこのウイルスへの対応として重要です。1日でも早く通常の市民生活、学校生活が送れるよう、一人一人が自覚をもって新型コロナウイスへの感染防止に努め、今まで経験したことのない、この難局を乗り越えていきましょう。

 そして、毎日しっかりと栄養を取り、十分な睡眠時間を確保して規則正しい生活を送ることでウイルスに負けない免疫力をつけていきましょう。

 更に注意してほしいこととして、今回のように世の中が不安定になってくると同時に様々な犯罪が増えてくるとも言われています。不審者等の犯罪に巻き込まれないようにいつも以上に注意を払い、自分自身を守ってください。

 この臨時休業中、何か不安や心配なこと、悩みなどがあったら、遠慮なく学校に連絡をください。一人で抱え込まずにその不安や心配事、悩みを解消できるように先生達と一緒に考えていきましょう。先生達も1日も早く北中学校に君たちの笑顔が戻ることを強く願っています。

                                   校長 丸山 陽一